近年はソフトウエア業界の中国やインド、 ベトナムへのオフショア開発が普通に聞かれるようになりました。
つい4、5年前までは一部の大手企業以外は、 まだオフショア開発は殆ど知らないのが現状でした。
しかし現在は、数百人規模の中堅企業でも、
現地への企業調査や協力企業候補へのトライアル発注等を精力的に進めるようになりました。
多くの企業が、このように現状を知らなかった状況から、
ある程度認知している状況に変わってきたことは、
一つの成果と言えますが、
トライアル発注の成績はあまり芳しくないというのが一般的な認識のようです。
聞くところでは、大規模案件の本発注も失敗に終わってしまったことがあるそうです。
問題はどこにあるのでしょうか。私は基本的には次の2点にあると考えています。
まず発注側の問題点です。
中長期的なビジョンが無く、仕様もあまり決まっていない上に、
納期や予算が異常に厳しい案件をオフショア開発に出すことがよくあります。
このように、日本国内で開発しても失敗の可能性が高いものをオフショアに出して、
かつ開発工程の管理・フォローが確実ではないと、完全に失敗に終わってしまうことになります。
もう一点は、オフショア開発を請け負う中国側の協力会社の問題点です。
一見して会社が大きく、事務所も立派で、このような会社なら大丈夫だろうと、
日本的な発想で発注側が判断することが多いのです。
しかし実際は、どの程度日本向けのソフトウエア開発経験があるのか、
担当PLにどの程度の経験があるのかは確かめないままに発注してしまうケースです。
優秀な大学の出身者ばかりで、間違いなくできると思われたところ、
意外にも期待と裏腹に大外れで、ものは納められたが、かなり作り直さないと
使いものにはならないという場合も、しばしば見受けられます。
中国オフショア開発はこれらの問題点を乗り越えないと成功しません。
私たちは、発注側も受注側も一生懸命問題解決の方法を考え、
かつ着実に実践していけば、多くの成功例が生まれるに違いないと確信し、
それを一歩一歩着実に実践しています。
私達は今後も中国オフショア開発をとおし、社会貢献することを目指しています。 |